ヘッジホッグ、汗と涙のワーホリ物語 No. 7
「面接10分前」
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3月26日早朝、天気は残念ながら小雨が降り続き、肌寒いと言う言葉がぴったりな夜明けだった。東京駅に着いた僕は早速、夜行バスから都内地下鉄に乗り換えて御所を向かいにした英国大使館へ向かった。 10分から15分といったところだろうか。思っていたよりもとても早く着き、結局は時間を持て余すことになってしまった。これは一部の旅行者がよく陥りがちなパターンである。知らないところだからということから「集合予定時間プラス2時間」。そして2時間分早く家を出発して、当然の事ながら予想以上に早く着く。この手の旅行者は早く着きすぎても何もやる事ないから(というより、知らないところだから何もやりようがないのだが)自然と意味もなくこの付近の探索を開始する。今度 集合時間30分前になったので、大使館前の正門で待っているとぞろぞろと数人の女の子がやってきた。彼女らも今回のワーホリの審査が通った子達で僕のように面接を受けに来たのである。 そして、ついに大使館の門をくぐる時間がきた。守衛の男の人が、緊張を解すかのように大丈夫ですから、と一言みんなに声をかけてくれた。その男性に連れられて僕らは面接会場にむかうのだった。 |