ヘッジホッグ、汗と涙のワーホリ物語No39
「空港ミーティング」
| ここロンドンには4つの大きな空港がある。ガトウィック、スタンステッド、ヒースローとルートン。日本から来る際は、ほぼ一番大きなエアポートであるヒースローを使う事になる。
ヒースローには4つのターミナルがあり(現在、5つ目を建設中)、日本からロンドンへの直行便(JAL、ANA、ヴァージン)はターミナル3、ブリティッシュエアウェイズはターミナル4に到着することになる。また、日本からどこか1都市に降りてロンドンへ向かう経由便(コリアンエア、キャセイパセィフィック、マレーシアエアライン、スカンジナビアエア等)もターミナル3だが、その他(エアフランス、オランダエア、ルフトハンザ等)は別のターミナルに到着することになる。 夏になると学校の休みや仕事のホリデー等をとって、たくさんの日本人が短期留学と観光を兼ねてイギリスにやってくる。そこでUK−Jからの依頼を受けて、空港ミーティング、送迎のヘルプをすることになった。ちょうどN社の仕事も土日休みなので、週末は早朝から、または夕方から空港へいって、それぞれのターミナルで旅行エージェントの看板を持って出迎えに行くという年中無休的生活がスタートしたのだ。 日本から来るお客さんは、旅行慣れの方もみえれば、全くの初めてという方もみえて、その人間模様にいろいろな思いを感じることができる。思えば、自分も初めてこの国に来た時に、ドキドキしながらUK−Jのトシさんにコーチ(イギリス、ヨーロッパ内を走る長距離バス)ステーションまで連れていって頂き、ケンブリッジ行きコーチに乗り込んだものだ。この仕事をするようになって、毎回あの頃の初心な思いが鮮明に浮かんでくる。そう思うと、どんなお客さんも不安な気持ちで一杯なのがヒシヒシと伝わってくるのである。 そこで今回は、これからロンドンに向われる方の手助けになればと思い、ヒースロー空港のターミナル3の様子からロンドンの街中へのアクセス方法について述べようと思う。 まず、飛行機が到着した後、ターミナル内に繋がる通路を通る。看板の表示の、"Luggage hall"(スーツケース等手荷物の受けとり場所)に向って行くと分かりやすいと思う。その道沿いに進むと大きな広間に繋がる。ここが"Immigration office"(入国管理局)となる。ここでは、イギリスに入国するためにビザをもらわなければならない。観光ビザなのか、学生ビザなのか、ボランティアビザなのか、もしくはワーキングホリデービザなのか。EU(ヨーロッパの人達)以外と記された列の方に並び、人気あるアトラクションの入場待ちみたく長い列を作って自分の順番を待たなければならない。 自分の順番が来たら、すみやかに入国管理官がいるテーブルに進み、いくつかの質問に答えるのであるが、観光の場合は、どのくらいの滞在であるのか、観光を目的に来ているという意味で「sightseeing」と答えればまず問題はないであろう。学生の場合、学校から送ってもらった"Shcool letter"を見せ、イギリスに滞在する期間中に生活的問題がないことを証明するために「残高証明書」を提示すれば、いくつかの質問に答えて学生ビザを得れるであろう。ただし、時々「観光ビザ」を渡す入国管理官がいる。この場合、学生として滞在できるが、週20時間という範囲内でのアルバイトができないことになる。また、観光と同じ扱いという事なので、6ヶ月間しか滞在が許されない。 もし、学生ビザに変更したい場合は、入国後、ホームオフィスといわれるビザを扱っている機関があるので、そこで取り合うのが賢明である。(注、一度発行をされたビザの変更は、ホームオフィスでさえも変更が難しい。特に学生の場合、観光ビザでも就学は問題ないので、観光ビザになっても勉強できるのには変わらないからだ。それよりもアルバイトを目的に学生ビザを取ろうという意志が見えると、入国審査、ホームオフィスでは厳しく追及されることが多い。この場合、発行されたビザが切れる際に延長の手続きをするほうが賢明。編集者より) ボランティアの場合も同様、ボランティア施設からもらっている"Letter"、「残高証明書」、「無犯罪歴証明書」を提示すれば、いくつかの質問の後に得ることができるであろう。 さて、ワーキングホリデーの場合は、他に比べたら一番楽に物事が運ぶであろう。必要なのは、日本英国大使館から得たもの(パスポートに掲載される)を入国管理官に提示すれば問題はない。というのも、事前に英国大使館で面接を受け、残高証明等も確認されているので、ここで改めて提示する必要はないのである。 これらの手順を踏んでビザが下りることになる。ちなみに、ビザとはパスポートに押されたスタンプであり、そこに日付から何が可能か否か載っているので確認すれば、自分が何のビザを得たのか理解することができる。 さて、ビザを得た後は先程述べた"luggage hall"に進み、機内に持ち込まなかった荷物を受け取ることになる。ベルトコンベアの上にスーツケースやらバッグやらが乗せられ流れてくる。たくさんのベルトコンベアがあるので、まずはテレビモニターに書かれた自分の乗って来た便名を確認して、どこのレーンに流れるかを同じモニターに書かれているので番号をチェックする。そして、そこのレーンに進んで自分の荷物が来るのを待つことになる。 荷物を取ったら"WAY OUT"と書かれた看板に向って進み扉を潜ると、やっと"Arrival Terminal 3"に辿り着き、各旅行会社のお迎え、学校からのドライバーに遭うことできるのである。ちなみに、ここの出口はちょうど中央に大きな柱があり二股に分かれる感じになり、向って左にカフェ、右手奥には"Information"(案内所)が設けられている。日本人ガイドさんは、たいてい向って中央より左側に会社の名前の書かれた看板を持って立っている事が多く感じる。左手のカフェの隣にはたくさんの椅子が設けられている。そこを「グループ ミーティング ポイント」と呼ぶ。その周りには、日本のものを始め数社の旅行会社のブース(カウンター)が設置されているので、それを目印にして待ち合わすこともできる。 バックパッカーの方は、そのまま左の通路沿いを突き進むと、ロンドン市内に直接アクセス可能なバス停留所がある。もしくは、地下鉄で市内に出たい方は、出口から向って中央にある柱の裏手にある"Travelax"と書かれた両替所の右手にある階段(そこに並ぶようにスロープもある)を降りて、道沿いに進んで行き"Under Ground"(地下鉄)という看板表示を目印にしていくと、だいたい5分くらいで到着することができる。向って左手が地下"Piccadilly Line"(ピカデリー線)のヒースローターミナル1、2、3駅があり、右手に階段があり、そこを上がると、ローカルバスとコーチステーションに繋がることになる。 と、いろいろ書いてはみたが、やはり不安なのは変りないのかもしれない。しかし、そのドキドキがあるからこそ、いろいろな見知らぬ人との出遭いと手助けが、旅そのものを一生の思い出と替えていくのかもしれない。 つづく |